2005年08月25日

千軍は得易きも、一将は求め難し。

『通俗編』 武功

「千軍易得、一将難求」 (せんぐんはえやすきも、いっしょうはもとめがたし)

多くの軍兵は容易に集められるが、それを統率する、
ただ一人の武将を得るのが難しい。

               ※※

大きな組織をつくっても、それを任せるにたる、人材を求めるのが難しい。
指導者、統率者がいなければ、いかに人が集まろうと、それは烏合の衆にすぎない。

「三顧の礼」の故事のとおり、人材を求めるには、
礼を尽くし、労を惜しんではならない。



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千金の子は、盗賊に死せず

『文章軌範』 蘇東坡「留侯論」

千金之子、不死於盗賊 (せんきんのこは、とうぞくにしせず)

大金持ちは盗賊相手に死ぬようなことはしない。
(千金の子 → 大金持ち → 有為な人材)

               ※※

泥捧相手に命のやりとりをするなど、ばかばかしいこと。
有為の人材は身の愛すべきを知り、危難に際しても、
決して軽はずみなことはしない。

志があれば、簡単に無駄死にするような真似は避ける。
正義感にかられたり、タテマエにとらわれて、
勝算のない戦いを始めてはならない。

死をも恐れないようなチンピラ相手に、
一時の感情で戦いを挑んではならない。

               ※※

「千金の子は市に死せず」(せんきんのしはいちにしせず=史記)と同義。

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2005年08月22日

井蛙は以て海を語るべからず。

『荘子』 (外篇)

「井蛙不可以語於海」 (せいあはもってうみをかたるべからず)


井戸の中に住む蛙(かわず=かえる)に、見たこともない、
広い大きな海のことを話してもわかるはずがない。

               ※※

自分の持っている知識がすべてだと思っているような、
見識の狭い人間に、世の中の広さを説いても、どうせわからない。

逆から言えば、狭い見聞、知識で、わけしりに語るのは、
知識のある人間からみれば、とてもこっけいにしか見えない。

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人心の同じからざるは、其の面の如し

『春秋左氏伝』

「人心之不同也、如其面焉」 
(ひとのこころのおなじからざるは、そのおもてのごとし)


人の心が同じでないのは、顔がそれぞれ同じでないのといっしょ。
(子産の言葉)
               ※※

考え、感じ方、受け取り方、好悪が
人それぞれであるのは、仕方のないこと。

また善意の人もいれば、そうでない人もいる。
自分の考えが相手と合わないからと言って、いちいち、
がっかりしたり、怒ったりしていては、身が持たない。

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知る者は言わず、言う者は知らず

『老子』

「知者不言、言者不知」 (しるものはいわず、いうものはしらず)

知恵のある者は言葉が少なく、言葉の多いものは知恵が少ない。

               ※※

心に浮かぶまま、ペラペラとなんでも口に出してしまう人間がいる。
それを見て誰が知恵あるものと思うだろう。
知恵が豊かで、思慮深い人間であれば、自然、言葉は少なくなる。

               ※※

口数の多い人間は、それだけ身の程知らずで、
自分の価値を下げているともいえる。
posted by 「言葉の力」研究所 at 19:24| Comment(14) | TrackBack(0) | サ行 ……サシスセソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

終身路を譲るも、百歩を枉げず。

『新唐書』 朱敬則伝

「終身譲路、不枉百歩」
(しゅうしん、みちをゆずるも、ひゃっぽをまげず) ※枉=曲

生涯、他人に道を譲り続けたとしても、曲げた距離の合計は
百歩(一歩は六尺)にも満たないほど小さなもの。

               ※※

謙譲を以って世に処すれば、失うことは少なく、
かえって得るところが大きい。

               ※※

ものごとの損得は、大きな目で見て考えよう。
目の前の利益ばかり追っては、かえって損してしまうこともある。
自説や理屈に固執するあまり、仲間を失ってしまうこともある。

               ※※

争って失う利益と、譲って得る価値とを比べよう。

               ※※

他人に出し抜かれたとしても、なあに、気にすることはない。
自分らしく前に進み続ければ、結局、答えは見えてくるもの。
あせるな、ということ。

posted by 「言葉の力」研究所 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サ行 ……サシスセソ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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