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中国古典の名言名句 ――1000選!
中国古典が教える、人生の知恵――。
ピンチを切り抜け、チャンスをものにし、友を得る極意。
そんな言葉のデータベースを、ブログでつくってみようと思います。
「1000選!」は未完にして進行形です。
けっこう、気の長い話になりそうです。(by yodaway2)
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2005年08月25日
千軍は得易きも、一将は求め難し。
『通俗編』 武功
「千軍易得、一将難求」 (せんぐんはえやすきも、いっしょうはもとめがたし)
多くの軍兵は容易に集められるが、それを統率する、
ただ一人の武将を得るのが難しい。
※※
大きな組織をつくっても、それを任せるにたる、人材を求めるのが難しい。
指導者、統率者がいなければ、いかに人が集まろうと、それは烏合の衆にすぎない。
「三顧の礼」の故事のとおり、人材を求めるには、
礼を尽くし、労を惜しんではならない。
【サ行 ……サシスセソの最新記事】
千金の子は、盗賊に死せず
井蛙は以て海を語るべからず。
人心の同じからざるは、其の面の如し
知る者は言わず、言う者は知らず
終身路を譲るも、百歩を枉げず。
posted by 「言葉の力」研究所 at 22:40|
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サ行 ……サシスセソ
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千金の子は、盗賊に死せず
『文章軌範』 蘇東坡「留侯論」
千金之子、不死於盗賊 (せんきんのこは、とうぞくにしせず)
大金持ちは盗賊相手に死ぬようなことはしない。
(千金の子 → 大金持ち → 有為な人材)
※※
泥捧相手に命のやりとりをするなど、ばかばかしいこと。
有為の人材は身の愛すべきを知り、危難に際しても、
決して軽はずみなことはしない。
志があれば、簡単に無駄死にするような真似は避ける。
正義感にかられたり、タテマエにとらわれて、
勝算のない戦いを始めてはならない。
死をも恐れないようなチンピラ相手に、
一時の感情で戦いを挑んではならない。
※※
「千金の子は市に死せず」(せんきんのしはいちにしせず=史記)と同義。
posted by 「言葉の力」研究所 at 22:20|
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サ行 ……サシスセソ
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2005年08月22日
井蛙は以て海を語るべからず。
『荘子』 (外篇)
「井蛙不可以語於海」 (せいあはもってうみをかたるべからず)
井戸の中に住む蛙(かわず=かえる)に、見たこともない、
広い大きな海のことを話してもわかるはずがない。
※※
自分の持っている知識がすべてだと思っているような、
見識の狭い人間に、世の中の広さを説いても、どうせわからない。
逆から言えば、狭い見聞、知識で、わけしりに語るのは、
知識のある人間からみれば、とてもこっけいにしか見えない。
posted by 「言葉の力」研究所 at 22:21|
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サ行 ……サシスセソ
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人心の同じからざるは、其の面の如し
『春秋左氏伝』
「人心之不同也、如其面焉」
(ひとのこころのおなじからざるは、そのおもてのごとし)
人の心が同じでないのは、顔がそれぞれ同じでないのといっしょ。
(子産の言葉)
※※
考え、感じ方、受け取り方、好悪が
人それぞれであるのは、仕方のないこと。
また善意の人もいれば、そうでない人もいる。
自分の考えが相手と合わないからと言って、いちいち、
がっかりしたり、怒ったりしていては、身が持たない。
posted by 「言葉の力」研究所 at 19:55|
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サ行 ……サシスセソ
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知る者は言わず、言う者は知らず
『老子』
「知者不言、言者不知」 (しるものはいわず、いうものはしらず)
知恵のある者は言葉が少なく、言葉の多いものは知恵が少ない。
※※
心に浮かぶまま、ペラペラとなんでも口に出してしまう人間がいる。
それを見て誰が知恵あるものと思うだろう。
知恵が豊かで、思慮深い人間であれば、自然、言葉は少なくなる。
※※
口数の多い人間は、それだけ身の程知らずで、
自分の価値を下げているともいえる。
posted by 「言葉の力」研究所 at 19:24|
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サ行 ……サシスセソ
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終身路を譲るも、百歩を枉げず。
『新唐書』 朱敬則伝
「終身譲路、不枉百歩」
(しゅうしん、みちをゆずるも、ひゃっぽをまげず) ※枉=曲
生涯、他人に道を譲り続けたとしても、曲げた距離の合計は
百歩(一歩は六尺)にも満たないほど小さなもの。
※※
謙譲を以って世に処すれば、失うことは少なく、
かえって得るところが大きい。
※※
ものごとの損得は、大きな目で見て考えよう。
目の前の利益ばかり追っては、かえって損してしまうこともある。
自説や理屈に固執するあまり、仲間を失ってしまうこともある。
※※
争って失う利益と、譲って得る価値とを比べよう。
※※
他人に出し抜かれたとしても、なあに、気にすることはない。
自分らしく前に進み続ければ、結局、答えは見えてくるもの。
あせるな、ということ。
posted by 「言葉の力」研究所 at 17:00|
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サ行 ……サシスセソ
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心焉に在らざれぱ、視れども見えず、
聴けども聞こえず、食らえども其の味を知らず。
『大学』
「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味」
(こころ、ここにあらざれば、みれどもみえず、きけどもきこえず、
くらえどもそのあじをしらず)
うわのそらであったなら、ものを見ても見えず、聞いても聞こえず、
食べてもその味がわからない。
※※
ものを見て、それがどういう動きをしているか、
ものを聞いて、そこにどんな意味があるのか、
ものを食べて、それがどんな味なのか――それらを受け止める五感は、
ほんとうは心の働きなのかもしれない。
Aの人とBの人がいっしょに何かを見ても、
一方の人には気付くことが、もう一方の人には、
見過ごしてしまうことがある。その差は、心の作用――ということ。
心にこそ感受性の源があり、心が作用しなければ、
自分が向き合う対象の意味は理解することも判断することもできない。
※※
「心眼」――の言葉を想起する。
posted by 「言葉の力」研究所 at 16:38|
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カ行 ……カキクケコ
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巧詐は拙誠に如かず
『韓非子』 説林
巧詐不如拙誠 (こうさはせっせいにしかず)
巧みに偽り人を欺こうとするよりも、
拙くとも誠意を示すほうが、ずっと相手に響くもの。
※※
窮地に陥ったからといって、下手に言い逃れしようとしたり、
取り繕うとしては傷口を広げるだけ。覚悟を決めて、
正直に向かい合うほうが、信用を失わないで済む。
巧みに騙したつもりになっても、
相手に見抜かれては、2度と信用を回復できない。
posted by 「言葉の力」研究所 at 00:11|
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カ行 ……カキクケコ
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2005年08月21日
巧言令色、鮮なし仁
『論語』 学而
「巧言令色、鮮矣仁」 (こうげんれいしょく、すくなし、じん)
言葉巧みで顔つきもにこやかな人物にかぎって、
徳の少ないことが、おうおうにしてある。
※※
うわべだけで人を判断してはならないことの戒め。
詐欺師に限って、ヘラヘラ口であるし、愛想もよい。
そんな人間に引っかかると、後悔してもしきれない。
心して、人物を見極めよ。
posted by 「言葉の力」研究所 at 19:52|
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カ行 ……カキクケコ
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剛毅木諏は仁に近し
『論語』 子路
剛毅朴訥近仁 (ごうきぼくとつ、じんにちかし)
心が強くて飾り気がなく、寡黙な人間ほど、
真の人材であることが多い。
※※
不言実行――という言葉がある。
ヘラヘラしている割には行動が伴わない人間の逆を言う。
黙って、為すべき事を為す――、この言葉はそういう
男子の美学を言い表しているようだ。
「巧言令色、少なし仁」の言葉と対で用いられることが多い。
posted by 「言葉の力」研究所 at 19:35|
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カ行 ……カキクケコ
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君子は豹変し、小人は面を革む
『易経』革・上六 (先奏)
「君子豹変、小人革面」
(くんしはひょうへんし、しょうじんはおもてをあらたむ)
君子は時に応じて、豹の毛が生え変わるように、鮮やかに変化する。
これに反して、小人は上の人に従う顔つきだけはする。
※※
真に、ひとかどの人物であれば、変化、変革を恐れない。
必要であれば、あるいは過ちとわかれば、
がらりとやり方、態度を変えたりもする。
ところが小人は、表面上、それを受け入れる素振りをしつつも、
旧来のやり方やメンツにとらわれ、古いやり方や、
いったん口にした自説にこだわってしまう。
※※
この、「君子豹変」の言葉はよく耳にするのだが、
ちょっと、いくつかの辞書、参考文献を調べてみたところ、
解釈がまちまち、諸説ある。「君子は自ら鮮やかな変革を遂げ、
小人は変革の結果を受けとめ、顔つきを改めて従う」とも解釈できる。
そのほかにも、いろいろ解釈が成り立つ。
『易経』であるがゆえの、特質かもしれない。
しかし、yodaway2としては冒頭のように解釈してみた次第。
なお、「大人は虎変す」(たいじんはこへんす、易経)も同義。
posted by 「言葉の力」研究所 at 00:54|
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カ行 ……カキクケコ
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2005年08月20日
好を去り悪を去れば、群臣、素を見わす
韓非 『韓非子』
「去好去悪羣臣見素」
(こうをさり、おをされば、ぐんしん、そをあらわす)
上に立つ者派自分の好き嫌いをおもてに現してはいけない。
下の者がこれに迎合して、本心を隠してしまうからだ。
上の者が好きだとか嫌いをおもてに出さなければ、
下の者も本心を現わし、何を考えているかがわかるというもの。
※※
自分の考えを隠せ――ということ。隠して、相手の考えを先に読む。
「韓非子」の言葉は統治の術、リーダーの心得として言っているが、
組織社会の人間関係、交渉ごとにおける、多くの場面で当てはまりそう。
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※50音順、テーマ別のインデックスについては、
もう少し、言葉のストックが進んでからつくります。
しばらくお待ちください。^^
posted by 「言葉の力」研究所 at 22:37|
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カ行 ……カキクケコ
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君子は三端を避く
『韓詩外伝』
「君子避三端」 (くんしはさんたんをさく)
君子は文士の筆端(筆の先)、武士の鋒端(刀の先)、
弁士の舌端(舌の先)――の、3つの「端」によって人と争うことをしない。
※※
文士の筆端(筆の先)とは知識や才能、武士の鋒端(刀の先)とは武力、腕力、
弁士の舌端(舌の先)とは弁舌巧みに言い負かすようなやり方。
才能や知識をひけらかしても、他人の尊敬は得られない。
力でねじふせても、心の中では従わない。
弁舌で言い負かしても、共感は得られない。
自重し、相手の心をつかむには、
この3つは、できればふりかざさないほうがいい。
posted by 「言葉の力」研究所 at 18:49|
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ア行 ……アイウエオ
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口に蜜有り、腹に剣有り
『新唐書』李林甫伝 (北宋)
口有蜜、腹有剣 (くちにみつあり、はらにけんあり)
言葉は蜜のように甘く親切だが、腹の中に恐ろしい剣を秘めている。
信用ならない人物のたとえ。
※※
人はうわべだけを見て簡単に信用すると、手痛い火傷を負うことも。
味方のふりをして親切な態度を示しながら、その実、影に回って悪口を言い、
人を陥れようとするような人物――というのは、案外、思い当たるものなのだ。
残念だが、善良であるだけでは、
厳しい組織社会、現実の競争社会を生き抜いていけない。
べの二とばは親切だが、心の内は陰険な二とのたとえ。唐の宰相李林甫に
ついていった毛の。
posted by 「言葉の力」研究所 at 17:57|
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カ行 ……カキクケコ
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義を見て為さざるは、勇無きなり
『論語』為政 (先奏)
見義不為、無勇也 (ぎをみてなさざるはゆうなきなり)
こうするのが正しいとを知っていながら、
それを実行しないのは、勇気のない、臆病者である。
※※
人はそれが正しいと思っても、自分の保身のために、
声を挙げない――ということがある。何かの圧力に屈して、
ものごとを正視せず、大勢につこうとする。
逆から言えば、そうした風圧に耐え、主張したり行動するのは、
並大抵のことではない――ということ。
posted by 「言葉の力」研究所 at 16:52|
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